しかし、その輝きも、時が過ぎるにつれて色があせてきます。黒い車が白っぽくくすんできたり、白い車が黒ずんできたり、光沢がなくなったり、色が抜けてきたり・・・新車のときの輝きがいつのまにか消えてしまいます。
今からその仕組を説明します。
一般的な例として、塗装の表面に埃が乗り、数日して雨が降ります。
ワックス等がされてない場合、雨水ははじかれる事なく埃にしみ込み、車体全面がベットリとくっついてしまいます。そして後日水洗いしても、何となく塗装表面がざらついた感じがして、すぐにまた汚れてしまう。
淡色車の、サイドミラーやバンパー部分に黒いスジができているのを見た経験がありませんか?

これは埃に含まれた酸化成分と塗装がお互いに酸化し合い、一体化してしまう為に起こる現象です。